愛犬、愛猫のお薬の飲ませ方!動物看護師がオススメの方法とは!?
「動物病院に行って薬をもらったけど上手く飲ませられるか心配…」
「なかなか上手く飲ませられない!」
この記事を読んでおられる方はそんなことでお困りではないでしょうか?!
飼い主さんからもよく相談のお電話かかってくるんですよねぇ…( ˘ω˘ )
今回は動物看護師がどうやってお薬を飲ませてるかご紹介します!
【粉薬】
①そのまま食べ物に混ぜる
これができれば1番簡単です!
混ぜる物は味が濃くてペースト状のものが望ましいですね。
できれば犬猫用の缶詰のフードを投薬用に用意して、1番お腹が空いている食前に薬を混ぜて与えてみましょう!出来るだけ少量の缶詰に混ぜて食べてもらえると1番望ましいです。
最近は人間のお子さん用の薬を混ぜて飲ませるゼリーが販売されているので、上記の方法で難しければ試してみてもいいかもしれません。
成分的には犬猫が少量使用しても問題ないですが、動物用に作られたものではないので、下痢などがないか様子を見ながら使用してください。
②液体にしてシリンジで飲ませる
①の方法で難しければ、もう少し強行手段になります(笑)抗生剤などの苦い薬はこっちの方が確実です。
診察の時に一言言ってもらえれば、だいたいの病院では投薬用のシリンジを処方してもらえます。
1.シリンジに液体を0.5〜1ml程度吸う(粉の量によって増減必要)
2.その液体と粉薬を混ぜる
3.2の液体をシリンジにもう一度吸う
4.口の横の隙間から液体を飲ませる
赤い丸の部分が1番隙間あります。犬歯の後ろですね。この部分に投薬用シリンジの先端を差し込んで液体を注入してください。
薬を溶かす液体選び、、
水が1番薬が溶けやすいと思いますが、薬の味が露骨に出てしまうので苦い薬には向きません。
苦い薬向けの選択肢としては、ガムシロップ、練乳、バニラアイス、CIAOちゅーるなどがありますが、薬によっては飲み合わせが悪い場合があります。あと薬が溶けにくいです。
【錠剤】
①そのままもしくは潰して食べ物に混ぜる
粉薬で前述した通りです。
②食べ物に埋め込む
錠剤をおにぎりの具のようにして何かに埋め込みます。パン、バナナなどでされてる方が多いですが、要は1番家にあって用意しやすいからでしょうね(笑)
ただ、人間の食べ物だと薬との飲み合わせや、アレルギーなどが心配されます。
最近は薬を埋め込む専用のメディボールという商品が発売されていますので長期的に投薬される場合はそちらをご用意頂いた方が安心ですね。
③口の奥に錠剤を突っ込む
喉の奥に入ったものは反射的に飲み込んでしまいますので、それを利用して薬を飲ませる方法です。喉の奥は苦味を感じないので、本人の苦痛も少ないです。
猫の場合は上を向かせて口を開け、1番奥に落ちるように薬を落とすだけで飲みます。
犬の場合はそれだけだと吐き出すかもしれないので、さらに指で奥に突っ込むと確実です。
ただ、この方法は口を開けるのを嫌がって上手く奥に薬を入れれなかった場合には完全に修羅場になります(笑)なのであまり慣れていない方がするのはおススメしません。
【まとめ】
どの形状の薬でも共通して言えることは、飼い主さん自身が『薬あげるぞー!』と意気込んでしまうと、ペットはそれを悟って警戒して食べないということです。
出来るだけ『おやつですよー!ご馳走ですよー!』というテンションでお薬を出してあげる方が警戒が少なくなりますし、お互い負担が少ないんです。
薬を混ぜているところを見られないようにするのも有効です。
投薬は飼い主さんにもペットにも負担のかかる作業ですので、出来るだけ無理のない方法を見つけたいですね。